ルイ・ヴィトン・ストーリー 『オードリー・ヘプバーン』 150年以上も人々に愛され続けるブランド・ルイヴィトンの歴史の物語
ルイ・ヴィトン・ストーリー 『オードリー・ヘプバーン』

オードリー・ヘプバーン
(Audrey Hepburn、1929年5月4日 - 1993年1月20日 )
忘れ得ぬトップスターとして映画史に残る永遠の妖精。
ハリウッド・デビュー作『ローマの休日』(1953年。ウィリアム・ワイラー監督、グレゴリー・ペックと共演)のアン王女役でゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞の主演女優賞を受賞。優雅で気品に溢れた表情、ファッショナブルでエレガントな雰囲気と洗練された身のこなし、スレンダーなボディに清純でチャーミングな笑顔、可憐な繊細さで不動の人気を得た。
晩年はユニセフの特別大使として世界の恵まれない子供達のための活動に力を注いだ。


『昼下りの情事』とルイ・ヴィトン
オードリー・ヘップバーンの出演作品では、ルイ・ヴィトンの鞄やトランクが数多く登場しています。
『昼下りの情事』(1957年)では特に印象的な登場をします。
アリアーヌ(オードリー・ヘプバーン)は、探偵である父の調査書を盗み見て、フラナガン(ゲイリー・クーパー)という大金持ちの経営者に憧れを抱きます。アリアーヌは、素性を隠してフラナガンに接近。フラナガンが愛人の夫に殺されそうになるところを助け、そのことをきっかけに憧れが本気の恋に発展。
フラナガンもチャーミングなアリアーヌを忘れられなくなります。
好奇心旺盛なアリアーヌを演じるオードリーは可憐な魅力を振りまき、その魅力を惜しみなく発揮しています。憧れの人と恋に落ちても、自分の正体を知られたくないアリアーヌと彼女のことを知りたいフラナガンの恋の駆け引きもスリリングな展開に。。。
フラナガンをアリアーヌが助けに行くシーンでは、ホテルのフラナガンの部屋の前にモノグラムの大型トランクが5,6個置いてあります。フラナガンを殺しに来た愛人の夫は、従業員が近づいてきてとっさにそのトランクの間に身を隠します。アップに映し出されたLVのロゴが印象的です。
そして、おもしろいシーンが、フラナガンが部屋で旅立つ準備をしていたところにアリアーヌが入ってくると、「ちょうどよかった」とアリアーヌを荷物がいっぱいで閉まらなかったルイ・ヴィトンのトランクの上に乗らせて、アリアーヌが重石になりトランクの鍵を閉めるシーン。
ルイ・ヴィトンのトランク=大金持ちというその当時の時代を象徴する演出として、ルイヴィトンのトランクは効果をもたらしていました。

ファッション・アイコンとしてのオードリー
オードリー・ヘップバーンは日本の流行にも影響を及ぼす、ファッションリーダーでした。『昼下りの情事』のスカーフをフェイスラインを包み込むように巻くの「アリアーヌ巻き」や『ローマの休日』のスカーフを首元に巻く使い方、『麗しのサブリナ』が発祥の「サブリナパンツ」、そして「ヘップサンダル」など数多くのファッションを生み出しました。
そして、オードリーは、プライベートでもルイ・ヴィトンのモノグラム スピーディーを愛用していました。1965年、オードリーがスピーディ のさらに小さいバッグを作って欲しいとスペシャルオーダーして生まれたのがスピーディ25です。
これらを通じて、ルイ・ヴィトンの鞄がオードリーのスタイルの一環として、印象づけられ、次第に日本でもルイ・ヴィトンが認知され始めました。1977年には海外ブランドのハンドバッグなどが本格的に流行し、パリのルイ・ヴィトン店に日本人の行列ができました。

そして、1978年、ついに日本で初めて東京と大阪にルイ・ヴィトンのストアがオープンしたのです。
ルイ・ヴィトンが最初に日本に入ってくるきっかけを作ったことに関して、オードリー・ヘップバーンは少なからず貢献しているでしょう。


ルイ・ヴィトン スピーディ
タウンユースから旅行まで、マルチに使える、ルイ・ヴィトン定番中の定番バッグ。旅行用バッグ「キーポル」のコンパクトバージョンとして登場して以来、数多くのラインより新柄モデルが発売されている。
◆オードリー・ヘプバーンの年譜
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◆オードリー・ヘプバーンの出演作品
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