ルイ・ヴィトン・ストーリー 『ツイッギー』 150年以上も人々に愛され続けるブランド・ルイヴィトンの歴史の物語
ルイ・ヴィトン・ストーリー 『ツイッギー』

ツイッギー
(Twiggy、1949年9月19日 - )
イギリスの女優、モデルおよび歌手。現在は結婚後の名前ツイッギー・ローソン(Twiggy Lawson)として広く知られる。


パピヨンに魅了されたツイッギー
1960年代、ツイッギーの名で一世を風靡したレスリー・ボンビーは、スレンダーなシルエット、あどけない魅力でファッション界に革命をもたらすと同時に、そのミニスカートファッションが世間を騒がせました。
瞬く間に、ニューヨーク、ロンドン、パリを往復する売れっ子モデルとなったツイッギーは、飛行機の中でさえ完璧な装いを期待されていました。
そんな彼女は、ルイ・ヴィトンのパピヨンが登場するや、まるで彼女自身を映し出したかのようなスリムなシェイプに惹かれて、いつも持ち歩くようになりました。
パピヨンには彼女に必要なものすべてが備わっていたのかも知れません。
1967年、パピヨンを持ったツイッギーの姿がイギリスのヴォーグ誌を飾ると、熱狂的な大流行が巻き起こり、パピヨンは瞬く間に世界の女性たちのお気に入りアイテムとなりました。


ツイッギーは、ロンドン郊外のニースデンで、レズリー・ホーンビー(Lesley Hornby)という名で生まれました。彼女は16歳で当時のボーイフレンドかつマネージャーであるジャスティン・デ・ヴィルヌーヴの影響の下で有名になります。
間もなく1960年代のスウィンギング・ロンドンにおける「顔」と見なされ、その華奢な体型から「ツイッギー」(小枝)の愛称を得て、世界的な知名度と人気を得ました。
ボーイッシュなショートヘア、大きな瞳、独特なメイクをトレードマークにミニスカートブームを巻き起こしました。
彼女は成熟と共にヴィルヌーヴの元を去り、1971年のケン・ラッセル監督作品『ボーイ・フレンド』に出演し、女優および歌手としてその活動の幅を広げた。この作品でゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞。その後彼女は映画や演劇で様々な役柄を演じた。
1967年、10代の頃に来日し、日本にもミニスカートブームを巻き起こしました。
世代を超えてミニスカートが大ブームとなり、美空ひばりが「真赤な太陽」をミニスカート姿で歌うなど多大な影響を与えました。
1967年10月18日、来日したツイッギーは「森永・チョコフレーク」や「トヨタ・コロナ」などのCMに出演。
のちに森永製菓から発売された「小枝」はツイッギーによって誕生されたとも言われています。